オランダは前半からアクシデントが続いた。キャプテンマークを巻いたロッベンが負傷で３１分に退くと、３３分には退場者。マルティンス・インディがファウルを受けて倒れ込む際に手で相手を小突いてしまい、一発レッドとなった。これでフンテラールを下げてブルマを投入したオランダは、早くも２枚の交代カードを切る。

後半に入っても悪い流れは止まらない。５０分、ファン・デル・ヴィールが自陣ペナルティーエリア内でファウルをとられてPKを献上すると、シグルズソンに決められてアイスランドにリードを許した。

その後は１０人のオランダが同点弾を目指して前に出るが、ゴールには届かない。残り１つの交代枠を８０分に使ってプロメスが投入されるも、アイスランドは最後まで気を抜かず、オランダは追いつくことができなかった。

勝ち点２差でオランダを追う４位のトルコは、ホームでのラトビア戦を１－１で引き分けた。トルコは７７分にセルチュク・イナンのゴールで先制し、この時点で３位浮上に大きく近づく。だが、後半アディショナルタイムに失点してドロー。オランダを抜くことはできなかった。

２位チェコはホームでカザフスタンと対戦し、２－１で勝利。２位の座をキープしている。

この日の結果、勝ち点１８の首位アイスランドと同１６の２位チェコが一歩抜け出した。勝ち点１０の３位オランダと１差の４位トルコは、６日に直接対決だ。

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１４カ月ぶりにヴェルメーレンが先発したベルギーは、本大会出場に望みをつなぎたいボスニア・ヘルツェゴビナに先制を許す。１５分、ゼコのヘディングシュートで失点し、１点を追う立場になった。

それでも、すぐに反撃を開始する。２３分、右からのCKをデ・ブルイネが中に送り、フェライニが競り勝って１－１の同点となると、前半終了間際にデ・ブルイネが魅せた。ヴィツェルの横パスを受けたマンチェスター・シティの新戦力は、ワンタッチで前を向き、素早くミドルシュート。これをゴール右隅に決め、逆転してハーフタイムを迎えた。７８分にアザールのPKでリードを広げたベルギーは、ホームで勝ち点３を上積みしている。

首位ウェールズは、敵地でのキプロス戦に１－０で勝利した。前節終了時点で３位イスラエルと同じ勝ち点９を稼いでいたキプロスのホームでなかなかゴールを挙げられずにいたが、終盤に役者が決めた。８２分、リチャーズのクロスにベイルが力強くヘディングで合わせて均衡を破り、アウェーで勝ち点３を獲得。２位ベルギーとの勝ち点３差を維持した。

３位争いでキプロスとボスニア・ヘルツェゴビナが勝ち点を得られずに苦しむ中、イスラエルは最下位のアンドラにホームで４－０と快勝し、一歩リードしている。

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序盤からイタリアは敵陣でボールを支配するが、なかなか良い形でシュートに持ち込めない。カウンターでピンチを迎える場面もあり、ここまで白星がないマルタに苦しんだ。

それでも一方的な展開は変わらない。５５分にベルトラッチを下げてパローロを入れると、６４分にはガッビアディーニが退いてカンドレーヴァが入る。すると６９分、そのカンドレーヴァのクロスにペッレが飛び込み、ついに先制点を奪った。

相手が格下マルタであることを考えればもっとゴールが必要だったイタリアだが、最も大事な勝ち点３は逃さなかった。

一方、首位を走るクロアチアはアウェーでのアゼルバイジャン戦を０－０で終えた。イタリアとクロアチアの戦績は一緒だが、クロアチアは７月に勝ち点１の減点処分を受けているため、イタリアが首位に浮上している。
３位につけるノルウェーは、勝ち点２差で４位のブルガリアと対戦。敵地で１－０の勝利を収め、勝ち点を１３に伸ばした。

６日の試合では、イタリアがブルガリアと対戦。ノルウェーはホームに首位クロアチアを迎える。

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