レアル・マドリーは、失敗に終わったと見られるマンチェスター・ユナイテッドGKダビド・デ・ヘアの獲得をまだ諦めていないのかもしれない。
以前からデ・ヘアの獲得を熱望していたマドリーは、スペインの移籍市場最終日の31日についに新守護神を手に入れるかに見えた。だが両クラブが合意に達しながらも、期限であった現地時間31日24時までにスペインプロリーグ機構(LFP)に書類を提出することができず、移籍は不成立に終わった。
デ・ヘアの移籍と合わせて、マドリーからはGKケイロル・ナバスがユナイテッドに移籍する方向で話が進んでいた。スペイン『アス』によれば、当初ナバスは移籍に難色を示したが、ユナイテッドでのレギュラーポジションを約束されたこと、現在の2倍となる400万ユーロの年俸を提示されたことで最終的に納得したようだ。だがそのために手続きは遅れ、最終的にLFPに書類が届いたのは0時28分だったとのことだ。
だが、マドリーはまだデ・ヘアを手に入れられる可能性を信じているとも伝えられている。『カデナ・セール』がクラブ周辺からの情報として伝えたところによれば、マドリーはユナイテッドからの必要書類が23時59分の時点で到着していたという証拠を提示できるという。デ・ヘア獲得に向けた最後の手段として、取引が成立していたことをFIFAに訴える可能性があるとスペイン複数メディアが報じている。
今年1月の移籍市場ではレバンテがフラムから獲得することで合意したFWブライアン・ルイス(現スポルティング・リスボン)の手続きが間に合わず、レバンテがFIFAに訴えたが認められなかったという前例もある。デ・ヘアのケースはどのような結末を迎えるのだろうか。
(C)Goal.com
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150901-00000017-goal-socc
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